「入社3年は辞めないで続けろ」と発言をする上司や先輩、周りにそんな方はいませんか?
私も新卒の頃、そのような言葉で親から激励を受け、3年我慢して働きました。
しかしながら、今振り返れば、3年に執着する必要はなかったなと感じています。
本記事では、当時の私と同じように悩んでいる人に向けて、「3年は辞めない方がいいのか」という事について、私の見解を纏めました。
是非ご参考ください。
本記事の対象者
- 新卒および転職後3年以内に転職すべきか悩んでいる方。
- 転職後、今の仕事が合わなかったと後悔している方。
全体の約3割が3年以内に転職
はじめに、事実として知って頂きたいことがあります。
厚生労働省のデータ(新規学卒者の事業所規模別・産業別離職状況)によると、平均的に約3割の人が3年以内に離職をしています。 ※事業規模と業種には寄って偏りはあります。
つまり、3年以内に転職を検討し、実際に転職する人も一定数いるという事です。
加えて、離職の割合は、平成15年~30年までの期間によってはさほど偏りがありません。
実は過去15年ほど前から、一定の割合で3年以内に離職しているのです。
※離職が、必ずしも転職ではありませんが、割合としては多いはずです。
3年以内の転職を怖がる人も不安視する人も思いますが、あなただけじゃないという事を理解し、
しっかりと自分のキャリアを考えて、自分で決めるべきです。
私の出した結論
必ずしも、3年以上続ける必要はありません。
なぜなら、 今の会社で得られた次のキャリアで生かせるポイントが整理できていれば 、期間に関わらず転職活動においても、十分通用するからです。
確かに、長く働いていた人を重要視する企業もあると思いますが、全ての企業がそうではありません。
逆に、あなたの納得できる会社/ポジションの採用をしているのは、今しかないかもしれません。
タイミングを逃さないように、転職エージェント等を活用し、担当エージェントに自分の希望を伝えておきましょう。
マッチする企業があれば、都度連絡くれると思います。
また「 今の会社で得られた次のキャリアで生かせるポイント 」は転職活動を通じて整理できます
例えば、この会社に転職するためには、このくらいの経験やスキルが必要というのも分かってきますので、一度転職活動を通じて自信の目標を設定するのもお勧めです。
という事で長々と書きましたが、転職活動は早い方がいいです。
イメージとしては、最初の1年~2年あたりで転職エージェントに登録しておき、3年目で転職の実際に準備を始める。転職には複数のエージェントから話を聞き、ベストな選択ができるように慎重に進めることをお勧めします。
半年以内で辞めてしまうと、次の転職がしにくくなる。
これはほぼ大多数の企業で不利になります。
採用を担当者からの視点で、どうしても半年以内に辞めてしまうと、すぐ辞めてしまうのでは?
という懸念を払拭できません。
採用にはコストもかかりますので、少なくとも1年は働いてくれる人を採用したいからです。
半年以内で辞めることをお勧めするケース
しかし、半年以内で辞めた方がよいケースもあります。
・肉体的/精神的な負荷が高く、普段の生活や健康に支障をきたす場合。
有給/場合によっては休職などを利用しながら、転職を活動をできる限り早く進めてほしいと願うばかりです。
あくまでも、仕事はあなたの人生の一部、役割の一つですので、健康、家族、恋人、プライベートを疎かにしてほしくないですね。