面接・質疑応答では「正確に答えようとしない」が大切。

本記事では、就職活動、転職活動で幅広く活用できる質疑応答のポイントを解説します。

・予め準備していたことは話せるけど、質疑応答は苦手。
・用意していなかった質問が来ると頭がパニックになる。

という事は必見です。是非参考にしてみてください。

場慣れが一番効果的

まず大前提として、質疑応答が上手くなる確実で手っ取り早い方法は場慣れです。
場慣れで、質疑応答が越えられない様々な原因(緊張/事前準備/柔軟性)を解決する事ができるからです。

しかし、今回は直近で面接がある方に、即効性のあるたった一つのコツをお伝えします

即効性のある質疑応答のたった一つのコツ

それは、質問に上手く、正確に答えようとしない事です。
なぜなら、何は話すかより、どのように答えるかの方が重要だからです。

そもそも、私たちは無意識に正確に答えることが可能です。
例えば、「あなたの出身地はどこですか?」「年齢は?」と質問されれば、素直に正確に答えれるはずです。

しかし、無意識で答えられないような質問、
例えば、「あなたが経験した一番大変だった事はなんですか?」のような場合はいかがでしょうか?

正確に答えようと、1番大変だった経験を実際に探していませんか?
これでは時間がかかるので、結果焦ってしまい、話の内容も纏まりません。

この時、相手が知りたいのは正確な答えよりも、「そこから得られた経験値」や「ノウハウ」「思考や発想」です。
そして、質疑応答に応える姿勢や説明の仕方を観察しているでしょう。

したがって、相手の質問に正確に答えようとしない。素直に回答する。というスタンスが大切です。

事前に準備すべきこと

踏まえて、事前準備すべきことはエピソードです。

質疑応答では、事前準備したエピソードを盛り込んで答えましょう。

例えば、自分の強みのコミュニケーション能力は、大学時代のアルバイトで培ったというエピソードを準備しておきます。

質問が「あなたが経験した一番大変だった事はなんですか?」であれば
「強いて言えば、大学の時のアルバイトの経験です。当時は、店長から幅広い業務を任されていたため、、、、
、、、他のアルバイトとコミュニケーションもおろそかになってしまいました。、、、
そのようなことから、コミュニケーションの重要性を認識して、今も1番大切にしています」という解答にもっていければOKです。

上記のエピソードは「あなたが1番大事にしていることは何ですか?」や「あなたの強みは何ですか?」という質問にも使えます。

質問の深堀

実際の面接では、一歩踏み込んだ質問も来るかと思います。

ここでも焦らずに、相手の質問に正確に答えようとしない」と意識してください。
例えば、「では、コミュニケーションを円滑にするために、何が重要だと意識していますか?」のような質問がきます。
正解はないので、普段実践しているようなことでいいです。
「しっかりと目を見て話すことです。実はこれを意識してから、かなり人と親しくなれるようになりました(エピソードを盛り込む)」や
「相手の話をしっかり聞くことです」というような事でも良さそうですね。

もし余裕があるなら、追加で実践したいポイント

よりスマートな質疑応答は、「全体像を構造化した上で答える」です。

例えば、
・コミュニケーションは「幅の広さ」と「深さ」の両方が必要だと考えております。
コミュニケーションを「広さ」と「深さ」で分解。その上で、自分が大切にしているポイントを伝える。
・2つのSTEPで考えております。1つ目のSTEPは○○です。という

このように物事を即時に構造化して、答えられると、かなり知的な印象を与えます。

構造化については、普段からロジックツリーを作成する練習が効果的です。
こちらの記事をご覧ください。

ロジックツリーの作り方を解説【テンプレート付き】

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