近年、職場や自宅でノートパソコンが必要になったという方が多いのではないでしょうか。
そこで今回は、用途別に最適なノートパソコンの選び方を徹底解説します。
筆者は長年IT業界で働き、様々なメーカーのパソコン(PC)をセットアップしてきましたので、是非参考にしてみてくださいね。
大きなステップとしては
「①OSを選ぶ」 → 「②メーカーを選ぶ」 → 「③機種を選ぶ」です。
1つ1つ丁寧に解説しますが、結局何を買えばいいか急ぎ知りたい方は最終ページの「用途別、2022年オススメノートパソコン」を読んで下さいね。
① OSを選ぶ。WindowsかMacか、それとも、Chome。
パソコンを選ぶには、まず始めにOS(オペレーティングシステム)を選ぶ必要があります。
OSとは、Officeやイラストレーターなどのソフトを動かす親玉のソフトです。
例えるなら「土」のようなものです。土の上で様々な花が咲くように、OSの上で様々なアプリが動作します。
パソコンで主に搭載されるOSは「Windows(ウィンドウズ)」か「Mac(マック)」か「Chome(クローム)」です。
普及率としては、「Windows: 85.4% 」「Chrome :6.4%」 「MacOS: 6.7% ]というデータ(※)があります。
※IDC’s numbers include desktops, laptops, and workstationの2020年の調査による。
ですので、基本的に「Windows(ウィンドウズ)」を選べば間違いありません。
一昔前は、Windowsは遅いというイメージがありましたが、今ではサクサク動くよう改善されています。
Macは画像や動画、音声の処理に優れているアプリが豊富に存在するので、動画編集、イラスト編集、音楽編集などクリエイティブな活動で使用するのに適したOSです。
ChomeOSは最近普及し始めたので、2022年度は初心者の方は少し様子を伺うとよいでしょう。
②メーカーを選ぶ。「国産」か「外国産」か。それとも「純正」か。
パソコンの製造元 =「メーカー」によって、「コストパフォーマンス」「購入後の製品サポート」「製品のクオリティー」「デザイン」などの観点で違いがあります。
沢山の機種から選ぶ前にメーカーで絞り込みましょう。
とはいえ、沢山あるメーカーから選択する必要はなく、大きなカテゴリーを把握しておけば問題ありません。
それは、「国産」か「外国産」か「純正」かで大きく選ぶという事です。
純正というのはOSを開発しているメーカーと同じ会社が製造しているパソコンという意味です。
①国産(富士通/NEC/Panasonicなど)
パソコンも、アパレル業界と同様に国産の方が価格が高くなる傾向があります。国内製造は人件費が高いからです。
ただし、製品のクオリティーや、購入後のサポートが手厚いめ、長く大事に使いたいという方は、国産のパソコンがオススメです。
デメリットはコストですね。パソコンを購入すると付随して、様々な便利ソフトが入っているのですが、筆者は正直不要だと思っています。
項目 | 評価(星5段階評価) | 理由 |
---|---|---|
コストパフォーマンス | ★★ | 国産のパソコンは高値で販売されている。 アパレルと同様、海外で大量生産しているメーカーにはコストで弱みがある。 |
購入後の製品サポートの質 | ★★★★ | サポートが充実していることが多い。 特に富士通やNECは対応◎。 |
製品のクオリティー | ★★★ | 様々なソフトが付随するが、正直不要だと思っています。 |
デザイン | ★★ | 家電と同様に、スタイリッシュというよりは無骨な製品が多いイメージです。 |
②外国産(HP、DELLなど)
コストパフォーマンスに優れたパソコンが欲しいという方は、HP/DELLなどの海外メーカーがおススメです。
デザインもシンプルでカッコいいですよね。
デメリットは、購入後のサポートが少々不安な点です。
項目 | 評価(星5段階評価) | 理由 |
---|---|---|
コストパフォーマンス | ★★★★ | 大量生産で世界各国に流通しているため、コストパフォーマンスが高い。 |
購入後の製品サポートの質 | ★ | チャットサポートや電話は外国人のカタコトの日本語が多い。 |
製品のクオリティー | ★★★ | 機種によるが、基本素敵。 |
デザイン | ★★ | シーンを選ばないシンプルなデザイン。 |
③純正(Microsft/Apple/Google)
純正のパソコンは、OSとの相性の良さ、スタイリッシュなデザインがおススメのポイントです。
コストが高い点が唯一のデメリットです。
項目 | 評価(星5段階評価) | 理由 |
---|---|---|
コストパフォーマンス | ★ | 国産のパソコンは高値で販売されている。 アパレルと同様、海外で大量生産しているメーカーにはコストで弱みがある。 |
購入後の製品サポートの質 | ★★★ | サポートが充実していることが多い。 特に富士通やNECは対応◎。 |
製品のクオリティー | ★★★★★ | 様々なソフトが付随するが、正直不要だと思っています。 |
デザイン | ★★★★★ | 洗練されたスタイリッシュなデザイン。 |
③機種を選ぶ
最後に機種を選びましょう。
「CPU」「メモリ」「ディスク容量」「画面サイズ」から、自分が必要な機能・スペックを選定してください。
項目 | 説明 | 選び方 |
---|---|---|
CPU | 計算処理をする所。 1秒間にどれくらいの計算ができるかという単位(GHz)が選定する主な指標になります。 |
動画や画像編集、音楽編集で使用:Corei7以上の高機能CPUがよい。 インターネットやOfficeで使用:汎用的なCPUで全然問題なし。 |
メモリ | CPUと密に連動する使用する領域です。 | 動画や画像編集、音楽編集、プログラムで使用:16GB以上がおすすめ。 インターネットやOfficeで使用:最低8GBですが、16GB以上がおすすめ。 |
ディスク容量 | データを長期的に保管する領域。いわば箱のようなものです。 | パソコンの中に動画ファイルや写真、音楽を保管したい方は256GB以上にしましょう。 |
ディスプレイサイズ /解像度 |
解像度は同じサイズにどれだけ細かい表現が可能かを示す(ピクセル数)が指標になります。 | ■サイズ 自宅で使うことが多い:15インチ以上がおすすめ。 外出先で使う事が多い:13インチ程度がおすすめ。 ■解像度 動画や画像編集:4k対応がよい。 インターネットやOfficeで使用:1920×1120でOK。 |
用途別、2022年度のオススメパソコン。
2022年度、用途別のオススメPCを紹介します。
在宅ワークでインターネットやOfficeなど一般的なソフトを使う方向けのパソコン
① DELL「 Inspiron 13(5310)」
機能性、操作性、価格のバランスが良く、ユーザ満足度が高い機種となっています。
「価格.com」の評価でも筆者が確認した段階では、「4.67」となっておりました。(すべてのユーザーが★4か、★5)
注意点としては、テンキーがありません。
テンキーが必要な方は、オプションで購入するか、以下の「 Inspiron 15(5515)」がおススメです。Inspiron 13より画面が大きいのですが、残宅ワーク中心の方には適しています。
外出先でインターネットやOfficeなど一般的なソフトを使う方向けのパソコン
① HPの「Pavilion Aero 13」
名前の通り13インチ画面ですが、約 957 gと非常に軽量です。女性にもおすすめの1台です。
この点で、バッテリーの持ちを気にしたくない方には非常におススメです。
質量も軽いですし、悪い所が見当たりません。
動画や画像編集、音楽編集、プログラミングなどを主に自宅で使う方。
①Microsoft Surface Laptop 4
Macで動画編集などをさせる方は、MacBookProがおススメです。
動画や画像編集、音楽編集、プログラミングなどを主に外出先で使う方。
①Microsoft Surface Laptop 4
MacBookProとは性能面で劣りますが、作業によっては充分なことも多いです。
重めのコンパイルや、動画編集の処理には向きませんが、圧倒的な持ち運びやすさを求める方は是非。